マイホーム建設、夢が膨らむ一方で、気になるのは維持費ですよね。
特に外壁は家の顔。
長く美しく保つには、どうすればいいのでしょうか。
将来のメンテナンス費用を抑えつつ、理想の外観を実現したい。
そんな現実的な視点を持つあなたに、外壁材選びとメンテナンスの秘訣をお伝えします。
この記事では、塗装の必要性から素材選びといった後悔しないための情報を解説します。
窯業サイディング、金属系サイディング、木質サイディング、ALCパネル、モルタル壁、しっくい壁など、多くの外壁材は定期的な塗装が必要です。
これらの素材は、年月とともに紫外線や雨風による劣化が進みます。
塗装を怠ると、雨漏りや腐食、シロアリ被害といった深刻な問題につながる可能性も。
一見、初期費用を抑えられるこれらの素材ですが、長期的なメンテナンス費用を考慮すると、決して安い買い物ではないと言えるでしょう。
金属系サイディングなどは、塗装の劣化で錆が発生し、寿命を縮めるリスクも高まります。
一方、タイル、レンガ、樹脂系サイディングなどは、塗装が不要な素材です。
高温で焼き固めたタイルやレンガは、高い耐久性と耐水性を誇り、長期間にわたって美しい外観を保ちます。
樹脂系サイディングも、耐水性に優れ、塗装不要な点が魅力です。
ただし、日本では樹脂系サイディングはまだ普及率が低い点がネックと言えるかもしれません。
塗装不要な素材は、初期費用は高くなる可能性がありますが、長期的に見るとメンテナンスコストを抑えられるというメリットがあります。
外壁材を選ぶ際には、建物のデザイン、予算、そしてあなたのライフスタイルを考慮することが大切です。
例えば、メンテナンスに手間をかけたくない、という方は塗装不要な素材を選択するのが賢明でしょう。
一方で、デザインの自由度を重視する方は、塗装が必要な素材でも、定期的なメンテナンスを計画に組み込むことで、理想の外観を長く保つことができます。
塗装不要な外壁材の中で、コストパフォーマンスに優れているのはタイルです。
レンガに比べて工期が短縮できるため、建築コストを抑えられるメリットがあります。
さらに、デザインバリエーションが豊富で、本物のレンガのような外観も実現可能です。
「ブリックタイル」と呼ばれる種類は、レンガの風合いを再現しつつ、コストを抑えられます。
レンガは、タイルと比べて耐久性、風格共に優れた素材です。
しかし、工期が長いため、建築コストが高くなる傾向があります。
また、デザインのバリエーションはタイルに比べて少ない傾向があります。
タイルやレンガは塗装が不要とはいえ、メンテナンスが完全に不要というわけではありません。
タイルとタイルの間にある目地材は、経年劣化によってひび割れや剥落が生じる可能性があります。
定期的な点検と、必要に応じての補修・交換が不可欠です。
目地の劣化は、水分浸入による下地腐食につながるリスクもあるため、注意が必要です。
目地を使用しない施工方法も存在するので、住宅会社とよく相談しましょう。
外壁材選びは、初期費用だけでなく、長期的なメンテナンス費用も考慮することが重要です。
塗装が必要な外壁材は、定期的なメンテナンス費用を予算に組み込む必要がありますが、デザインの自由度が高いというメリットがあります。
一方、塗装不要なタイルやレンガは、初期費用は高めですが、長期的に見るとメンテナンスコストを抑えられる可能性があります。
最適な外壁材を選ぶには、自身のライフスタイルや予算、そして建物のデザインなどを総合的に判断することが大切です。
当社では、建築塗装からプラント塗装、防水工事、コンクリート工事まで多岐にわたるニーズに応える地域密着型の塗装店です。
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