サイディング外壁は「メンテナンスフリー」と思われがちですが、実際には定期的なメンテナンスが必要です。
しかし、いつ、どんな方法でメンテナンスすべきか、費用がどのくらいかかるのか、なかなかイメージが沸かない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、サイディングの種類や状態、塗料の種類別に、適切なメンテナンス時期と費用を解説します。
この記事を読めば、安心して家のメンテナンス計画を立てられるようになります。
□サイディング外壁のメンテナンス時期は?
サイディング外壁は、種類や塗料によって適切なメンテナンス時期が異なります。
ここでは、サイディングの種類別にメンテナンス時期と費用について解説します。
1: サイディングの種類と特徴
サイディングには、窯業系、金属系、木質系、樹脂系など、様々な種類があります。
それぞれの素材には特徴があり、耐久性やメンテナンスの頻度も異なります。
2: サイディングの種類別のメンテナンス時期
それぞれのサイディングの種類別の適切なメンテナンス時期は以下の通りです。
窯業系サイディングは、セメントと繊維を混ぜて作ったサイディングです。
最も一般的なサイディングで、価格が安く、デザインも豊富なのが特徴です。
耐久性は10年程度で、メンテナンス時期としては、7~10年が目安です。
ただし、紫外線や雨風に弱いため、塗装の劣化が目立ちやすいというデメリットがあります。
金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミなどの金属製のサイディングです。
軽量で耐久性に優れており、サビにも強いのが特徴です。
しかし、金属特有の変色や腐食が起こる可能性もあるため、定期的な点検が必要です。
木質系サイディングは、木材を加工したサイディングです。
自然素材ならではの風合いが魅力ですが、他のサイディングに比べて耐久性が低く、メンテナンスの頻度も高くなります。
樹脂系サイディングは、プラスチック製のサイディングです。
メンテナンス時期は、10~15年程度とされています。
ただし、紫外線による劣化が起こりやすいというデメリットがあります。
3: サイディングの塗料の種類とメンテナンス時期
サイディングの塗料の種類によってもメンテナンス時期は異なります。
価格が安く、塗りやすく、耐久性も比較的高いのが特徴です。
シリコン塗料は、アクリル塗料よりも耐久性が高い塗料です。
汚れが付きにくく、水洗いもできるので、メンテナンスの手間が軽減されます。
汚れが付きにくく、紫外線や雨風にも強いので、長期間美観を保つことができます。
4: サイディングのメンテナンス費用
サイディングのメンテナンス費用は、種類や状態、塗料の種類によって異なります。
□サイディングの種類別メンテナンス時期と費用
サイディングのメンテナンス時期は、種類や状態によって異なります。
ここでは、それぞれのサイディングに適したメンテナンス時期と費用について説明します。
1: 窯業系サイディングのメンテナンス時期と費用
窯業系サイディングは、最も一般的なサイディングですが、紫外線や雨風に弱いため、塗装の劣化が目立ちやすいです。
メンテナンス時期は、7~10年程度で、費用は50万円~100万円程度です。
2: 金属系サイディングのメンテナンス時期と費用
金属系サイディングは、耐久性に優れているため、メンテナンスの頻度は低いです。
しかし、金属特有の変色や腐食が起こる可能性もあるため、定期的な点検が必要です。
メンテナンス時期は、15年程度で、費用は100万円~200万円程度です。
3: 木質系サイディングのメンテナンス時期と費用
木質系サイディングは、耐久性が低く、メンテナンスの頻度が高いです。
メンテナンス時期は、5~7年程度で、費用は50万円~100万円程度です。
4: 樹脂系サイディングのメンテナンス時期と費用
樹脂系サイディングは、耐久性に優れているため、メンテナンスの頻度は低いです。
しかし、紫外線による劣化が起こりやすいので、定期的な点検が必要です。
メンテナンス時期は、10~15年程度で、費用は100万円~200万円程度です。
□まとめ
サイディング外壁は、種類や状態、塗料の種類によって適切なメンテナンス時期が異なります。
この記事で解説した内容を参考に、それぞれのサイディングに適したメンテナンス時期と費用を把握しておきましょう。
定期的なメンテナンスを行うことで、サイディング外壁を長持ちさせ、家の寿命を延ばすことができます。
また、メンテナンスを怠ると、雨漏りなどのトラブルが発生する可能性もあります。
早めのメンテナンスを心がけ、快適な住環境を維持しましょう。