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外壁コーキングの耐用年数とは?寿命を延ばすためのポイントを解説

外壁の保護において、目立たないながらも非常に重要な役割を担っているのがコーキング材です。
この素材の寿命は、建物の耐久性や美観を維持する上で見過ごせないポイントとなります。
外壁材との隙間を埋め、雨水の浸入を防ぐコーキング材が、いつまでその役割を果たしてくれるのか、そしてその寿命を左右する要因について見ていきましょう。

 

外壁コーキングの標準的な耐用年数

 

外壁に使用されるコーキング材の標準的な耐用年数は、一般的に5年から15年程度とされています。
これは、使用されるコーキング材の種類や、立地条件、気候などの外的要因によって変動します。
特に、安価なコーキング材や、施工から年月が経過したものは、この範囲よりも短い期間で劣化が進むことがあります。

 

経年劣化で寿命は短くなる

 

コーキング材は、紫外線や雨、温度変化といった自然環境に常に晒されています。
これらの影響により、時間とともに徐々に劣化が進みます。
コーキング材に含まれる柔軟性を保つための成分が紫外線や熱によって分解・揮発したり、素材自体が硬化したりすることで、弾力性や接着性が失われていきます。
その結果、ひび割れや剥がれが生じ、本来の防水性や気密性を保てなくなります。

 

寿命を縮める外的要因

 

コーキング材の寿命は、単なる経年劣化だけでなく、様々な外的要因によっても縮められます。
たとえば、海岸に近い地域では塩害の影響を受けやすく、直射日光が長時間当たる場所や、寒暖差が激しい地域では、劣化が早まる傾向があります。
また、地震の揺れや建物の構造上の動き(サイディングボードの伸縮など)にコーキング材がうまく追随できない場合、素材に無理な力がかかり、早期のひび割れや剥がれを引き起こす原因となります。

 

 

外壁コーキングの耐用年数を延ばすポイント

 

外壁コーキングの耐用年数を延ばし、建物を長持ちさせるためには、素材選びと施工方法が非常に重要になります。
適切な対策を講じることで、コーキング材の寿命を最大限に引き出すことが可能です。

 

高耐久コーキング材の選び方

 

近年では、長期間にわたって高い性能を維持できる高耐久コーキング材が登場しています。
これらの製品は、劣化しやすい成分を含んでいなかったり、特殊なポリマーを配合することで、紫外線や温度変化による劣化を大幅に抑制します。
また、外壁材の動きに柔軟に対応できる高い伸縮性や、強力な接着力、優れた耐候性を持つ製品を選ぶことが、コーキング材の寿命を延ばす鍵となります。
製品の耐久性を示す保証期間や、実績などを確認することも有効です。

 

適切な施工方法の重要性

 

どれだけ高性能なコーキング材を使用しても、施工方法が不適切であれば、その性能を十分に発揮できず、早期に劣化してしまう可能性があります。
特にサイディング外壁の場合、ボードの伸縮を妨げないよう、コーキング材がボードの側面のみに接着する「2面接着」が基本とされています。
背面(底面)まで接着してしまう「3面接着」になると、サイディングボードの動きに追随できず、コーキング材に無理な力がかかり、剥がれや破断の原因となります。
そのため、サイディングボードの動きを理解し、適切な施工ができる専門知識と技術を持った業者に依頼することが、コーキング材の耐久性を保つ上で不可欠です。

 

 

まとめ

 

外壁コーキングの標準的な耐用年数は比較的短い傾向にありますが、経年劣化や外的要因によってさらに寿命が縮まることもあります。
しかし、高耐久コーキング材の選択や、サイディングボードの動きに追随できる適切な施工方法を守ることで、その耐用年数を大きく延ばすことが可能です。
建物を長持ちさせ、雨漏りなどのトラブルを防ぐためには、素材の性能と確かな技術を持つ専門業者による施工が不可欠と言えるでしょう。