屋根用塗料の選び方とおすすめ塗料を徹底解説!

自宅のメンテナンスに関心があり、長期間安心して住める家を維持したいと考えている方へ。
コストパフォーマンスを重視しながらも、品質には妥協したくないという慎重な性格の持ち主でしょう。
そんな方にとって、屋根塗装は大きな決断を要する問題かもしれません。
屋根は、家を雨風から守る大切な部分であり、適切なメンテナンスが求められます。


しかし、さまざまな種類の塗料が存在し、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では屋根用塗料の選び方とおすすめ塗料を解説していきます。


□屋根用塗料の種類とその特徴


屋根塗装では、下塗りをした後に中塗り・上塗りという工程を踏みます。
下塗り塗料と中塗り・上塗り塗料は別ですが、中塗りと上塗り塗料には一般的に同じものが使われます。


この重ね塗りは、塗料の性能を最大限に引き出し、屋根の劣化を防ぐための重要な工程です。


1:中塗り・上塗り用塗料の種類と特徴


中塗り・上塗り用の塗料には、それぞれ特徴があります。
ここでは、代表的な塗料の種類とその特徴について解説していきます。


2:アクリル塗料


アクリル塗料は、最も一般的な塗料の一つです。
安価で発色も良く、扱いやすいのが特徴です。
しかし、耐用年数が短く、3~8年程度しか持ちません。
そのため、近年では、より耐久性の高い塗料が主流となっています。


3:ウレタン塗料


ウレタン塗料は、アクリル塗料よりも耐久性があり、6~10年程度の耐用年数があります。
また、ゴムのような弾力性を持つため、地震などの衝撃にも強く、塗膜のひび割れを防ぐ効果も期待できます。


4:シリコン塗料


シリコン塗料は、ウレタン塗料よりもさらに耐久性があり、10~15年程度の耐用年数があります。
また、汚れが付きにくく、耐水性にも優れているため、湿気の多い場所や海辺の住宅にも適しています。


5:フッ素塗料


フッ素塗料は、最も高価な塗料ですが、20年以上の耐久性があります。
耐候性、耐汚染性に優れ、紫外線や雨風による劣化を防ぎます。
また、防カビ・防藻効果も高く、美観を長く保てます。


6:無機塗料


無機塗料は、シリコン塗料よりもさらに耐久性があり、20~30年程度の耐用年数があります。
耐候性、耐汚染性に優れ、長期にわたって美観を保てます。
また、遮熱効果も高く、夏場の屋根の温度上昇を抑える効果も期待できます。

 


□屋根用塗料の選び方


屋根用塗料は、種類によって特徴が大きく異なります。
そのため、それぞれの特性を理解し、住まいの状況や予算に合わせて最適な塗料を選ぶことが重要です。


1:耐用年数で選ぶ


屋根塗料の選び方の最も重要な要素の一つに、耐用年数があります。
頻繁に塗り替えを行うのが負担になる場合は、耐久性の高い塗料を選びましょう。
例えば、20年以上家を建てて、今後も長く住み続けたいと考えている場合は、無機塗料やフッ素塗料を選ぶのがおすすめです。


2:価格で選ぶ


塗料の種類によって価格は大きく異なります。
コストパフォーマンスを重視する場合は、アクリル塗料やウレタン塗料がおすすめです。
しかし、耐久性を考えると、高価な塗料の方が長期的には経済的である場合も。


3:性能で選ぶ


屋根の用途や環境に合わせて、適切な性能の塗料を選びましょう。
例えば、湿気の多い地域に住んでいる場合は、防カビ・防藻効果の高い塗料を選びましょう。
また、屋根の温度上昇を抑えたい場合は、遮熱効果のある塗料を選びましょう。


4:臭いで選ぶ


塗料には、特有の臭いがあります。
臭いが気になる場合は、水性塗料を選ぶのがおすすめです。
水性塗料は、油性塗料に比べて臭いが少なく、環境にも優しいです。

 


□まとめ


屋根用塗料は、種類によって耐用年数、価格、性能、臭いなどが異なります。
それぞれの特性を理解し、住まいの状況や予算に合わせて最適な塗料を選びましょう。
長期間安心して住める家を維持するためには、適切な屋根塗装が重要です。
信頼できる会社に相談し、最適な塗料を選び、快適な住環境を実現しましょう。

2024年07月20日