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老朽化したトタン屋根の塗装!最適な時期と塗料の選び方

古くなったトタン屋根の塗り替えを考え始めていませんか?
雨漏りの心配や、見た目の老朽化は、住まいの安心感を大きく損ないます。
トタン屋根は、適切なメンテナンスで長く使える丈夫な屋根材です。
しかし、適切な時期や塗料選びを誤ると、かえって屋根の寿命を縮めてしまうことも。

そこで今回は、トタン屋根塗装の最適な時期と、効果的な塗料選びについて解説します。

トタン屋根の塗装の最適な時期

劣化状況の判断基準

トタン屋根の劣化は、サビの発生や塗膜の剥がれ、変色などから判断できます。
小さなサビや剥がれは、塗装で修復できますが、穴が開いたり、雨漏りが発生している場合は、塗装だけでは不十分で、重ね葺きや葺き替えが必要になるでしょう。
また、色あせやチョーキング(白い粉がつく)も、劣化のサインです。
これらの症状を発見したら、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。

塗装時期の目安

一般的にトタン屋根の塗装は、7~10年周期と言われています。
ただし、これはあくまで目安です。
使用している塗料の種類や、屋根の環境(日当たりや雨風など)によっても、劣化のスピードは大きく変わるため、定期的な点検が重要です。
例えば、合成樹脂調合ペイントは2~3年、アクリル塗料は4~6年、ウレタン塗料は8~10年、シリコン塗料は7~15年、ラジカル塗料は8~16年程度の寿命と言われています。

早すぎる塗装のリスク

塗装は、必ずしも早ければ良いわけではありません。
まだ劣化が進んでいないのに塗装してしまうと、塗料の無駄遣いになるだけでなく、下地処理が不十分になる可能性があります。
結果として、塗装の耐久性が低下し、かえって早く塗り替えが必要になるケースも。

遅すぎる塗装のリスク

反対に、劣化が進行してから塗装をすると、サビが進行して修復不可能な状態になる可能性があります。
また、下地処理に多くの手間と費用がかかり、結果的に高額な費用を負担することにもなりかねません。
雨漏りなど、深刻な事態を招く前に、早めの対応を心がけましょう。

トタン屋根の塗装の適切な塗料選び

塗料の種類と特徴

トタン屋根塗装には、油性塗料と水性塗料の2種類があります。
油性塗料は耐久性が高く密着性も良い一方、臭いが強く乾燥に時間がかかります。
水性塗料は環境に優しく乾燥が早いですが、耐久性は油性塗料よりやや劣ります。

近年では、遮熱効果の高い塗料や、超長期の耐久性を誇る高耐久性塗料も開発されています。
それぞれの塗料の特性を理解し、屋根の状態や予算、希望する耐久年数などを考慮して選びましょう。

トタン屋根に最適な塗料の選び方

最適な塗料選びは、屋根の劣化状況や予算、そして優先順位によって異なります。
例えば、予算を抑えたい場合は合成樹脂調合ペイントが、長持ちさせたい場合は高耐久性塗料が適しています。
耐久性と価格のバランスが良いのは、アクリルシリコン樹脂塗料です。
それぞれの塗料の特徴を理解した上で、専門業者に相談しながら最適な塗料を選びましょう。

まとめ

トタン屋根の塗装は、適切な時期と塗料選びが重要です。
劣化状況を把握し、7~10年を目安に定期点検を行いましょう。
早すぎる、または遅すぎる塗装は、かえって費用や手間を増やす可能性があります。

塗料は、耐久性、価格、環境への配慮などを考慮し、専門業者と相談しながら決定しましょう。
適切なメンテナンスで、トタン屋根の寿命を長く保ち、安心安全な住まいを守りましょう。
早めの点検と適切な処置で、快適な生活を長く続けられるよう、ぜひ専門家の意見を参考に最適な選択をしてください。

当社は、釧路・浜中町で建築士、外壁診断士、シーリング管理士を抱える数少ない塗装店です。
お客様に最良のサービスを提供いたしますので、屋根塗装をお考えの方はぜひご相談ください。